当院のコンセプト
「痛くないはり・熱くないお灸」をモットーに治療をさせて戴いております
当院では太さわずか0.14mm、髪の毛程度のはりを主に使用しております。ほとんど痛みを感じる事は無く、はりが入った事にも気付かない方が多くいらっしゃいます。お灸は肌を直接焼くのではなく、間接熱で患部を温める気持ちの良い物を用いております。鍼灸治療が初めての方でも、安心して受診して戴けます。どうぞリラックスして治療をお楽しみ下さい。
また、鍼灸治療に慣れておられる方や、慢性の強い痛みにお悩みの方など、患者様お一人お一人のお好みやニーズに合わせて、手技や刺激量を調節させて戴きます。お気軽にお好みをお伝え下さいませ。
尚、どうしてもはりを刺されるのが怖い方には、全ての治療を、先の丸い、皮膚をこするはりで行う事も可能です。痛みやつらさを我慢しておられる方は、是非一度ご相談下さい。
何故、はり・灸には治療効果が有るのか?
何故、鍼灸で痛みが取れるのか、治療効果が有るのか、というのは、皆様不思議に思われる点だと思います。
西洋医学と異なり、鍼灸治療では薬が処方される訳でも、麻酔を打つ訳でも有りません。身体の悪い部分に鍼を刺し、お灸をすえるだけです。
身体の悪い部分・・・、それはつまり様々な要因で血の巡りが悪くなっている部分だと東洋医学では考えます。子供の頃には何でもなく治ってしまったようなケガなどが、年を重ねるにつれて治りにくくなる、というのはどなたにも経験がお有りの事と思いますが、それと同じように、身体の中でもどうにも治りが悪い部分、弱い部分というのがどなたにでも出てきてしまうものです。
その弱い部分を、脈や舌を診て、お身体に触れる事によって探し出し、治療を行うのです。いくら痛くない極細の鍼、気持ちの良いお灸といえども、身体に刺せば細胞は微細な損傷を受け、熱刺激により皮膚表面の蛋白質は凝固します。その事により、細胞の膜から「壊れた」という信号が出て、免疫のシステムが作動します。或るお医者様による実験では、鍼灸治療によって白血球数が増え、免疫力が上がるという結果が出たそうです。
つまり、作動しにくくなった免疫システムを治療により刺激し、活性化するのが鍼灸なのです。
鍼灸治療は、「自分の身体の中にもともと有る成分を出させる」という特殊な治療法のため、外部から薬を投与するのとは異なり、副作用の心配が無いのも利点のひとつです。